ミサワホームのパネル性能
こんなの手に入ったのでちょっと遊んでみました。
(IoTブロック “MESH” 温度・湿度ブロック)
私の家の1階のトイレの中と、屋外(玄関)の温度比較です。
トイレの短辺側はミサワホームのパネルの910mm幅の規格で室外に接し、30cmX90cm規格の樹脂フレームの2重ガラスの窓がついています。トイレ便座はヒーターON状態ですが、消費電力は不明です。トイレの長辺側は風呂場と玄関に続く廊下に挟まれています。
屋外の温度計は、風の影響を受けないようによくあるタッパーに入れて、地面からの熱が直接伝わらないように発泡スチロールの上の置いています。
トイレ内の温度計は、窓からは離れたトイレ中央付近の手摺に吊るしています。
寒い日ですね。
深夜から早朝にかけて屋外の温度が比較的急速に低下している状態では、トイレ内部と屋外の温度差は7℃~6℃です。時間とともに温度差は小さくなっているので断熱しきれずトイレ内部は屋外の温度低下以上に温度が低下しているようです。
朝から午後にかけて屋外の温度が上昇している状態では、トイレ内部の温度上昇は屋外の温度上昇より変化が抑えられて(断熱効果があり)、温度差は5℃程度と小さくなっています。
深夜~早朝にかけて屋外の温度はほぼフラットです。
トイレ内は屋外の寒さにつられて温度が少しずつ低下しています。
昼間の屋外温度上昇時は、トイレ内の温度上昇は抑えられており一定の断熱効果が認められます。
この日も深夜~早朝にかけての屋外温度はほぼフラットですが、トイレ内は徐々に冷えています。
<結論>
(勿論一般論ではなく、実測データからのみの結論です)
冬期の屋内より屋外の方が温度が低い状態では、屋内外で5℃~7℃程度の温度差は保たれますが、屋外の温度が下がれば同程度に屋内温度も下がり、屋外の寒い方向への温度変化を打ち消す程の断熱性能はないようです(更に言えば1℃未満程度ですが、時間とともに屋内外の温度差が小さくなる方向へ屋内の方が屋外よりもより寒くなっています)。
逆に屋外の温度が上昇する状況では、屋内の温度上昇幅は屋外の温度上昇幅よりも小さく抑えられているので、この状況では屋外の温度変化を打ち消す程の断熱効果が認められています。
(参考)
2つの温度計の表示温度が同程度であることが大前提なので、同じ場所において比較したもの。
少なくともこの温度範囲では プラスマイナス0.2℃程度で一致しているようです。
夏場がどうなっているのかも興味のあるところです。